大手ゼネコンA社様 新規プラットフォーム立ち上げストーリー
ℹ︎機密保持のため、企業名・プロジェクト名・システム画像は仮名およびモックに置き換えています。
RC造の構造積算を、ゼロから内製で。
QuantoBIM は、RC造・基本設計段階の構造積算を、BIMモデル(IFC)から自動化する積算プラットフォーム。熟練者が図面を手作業で読み取っていた数量算出を、コンクリート・型枠・鉄筋の3工種にわたり、根拠が追える形で自動化します。
「図面の手読みに数日」「積算者スキルへの属人化」「算出根拠の追跡困難」── 構造積算に必要な要件を同時に満たすプラットフォームを、ゼロから4ヶ月で内製構築した、新規プラットフォーム立ち上げストーリー。
quantobim.example.jp
A社 港北オフィス新築 — 積算結果
階別 数量内訳
建設業界を牽引する、国内有数の「大手ゼネコンA社」様。
大規模建築の設計・施工を一貫して担う、国内有数の総合建設会社(ゼネコン)様。オフィス・集合住宅・医療施設など多様な RC造建築を手がけ、その品質と原価競争力が事業の根幹を支えています。
基本設計段階での構造数量積算は、コスト見積もりと原価管理の出発点。コンクリート・型枠・鉄筋の数量精度が、見積もりの説得力と利益率に直結します。この積算業務を、BIM 時代にふさわしい形へ刷新したい ── それが本プロジェクトの起点でした。
いずれも技術選定の問題ではなく、設計検討の速度・原価精度・説明責任に直結する事業要件。ゼロからの新規構築で「同時に成立させる」設計が必要でした。
熟練者が図面を1枚ずつ読み取る積算では数日を要し、設計案の比較検討サイクルが回らない。
積算が熟練者スキルに属人化し、担当者によって数量・精度に差が出てしまう。
算出した数量の根拠が再現できないと、確認・説明・手戻りに余計な工数が発生する。
設計で作成済みのBIMモデル(IFC)を積算に連携できないと、同じ情報を作り直す二重作業が起きる。
構造積算を、4つの領域で「止まらない自動化基盤」へ。
BIMモデルから3工種の数量と根拠を自動で導く積算基盤を、A社様と共にゼロから内製で構築しました。鍵となったのは、BIMデータの構造化・部材分類・数量算出・根拠管理という4領域を、再現性を最優先に設計したことです。
IFCは形状中心で、そのままでは数量算出に不向き。積算用に意味づけする必要。
ifcOpenShellで部材・形状を解析し、積算用に構造化
非同期ワーカーで大容量IFCも安定処理。
多様な部材(柱・梁・壁・スラブ・基礎)を人手で分類する必要。
断面テーブルと自動照合し、符号を付与
マスタ駆動で分類ルールを一元管理。
材料・径コードから鉄筋量を自動算出し、階ごと集計
3工種(コンクリート/型枠/鉄筋)を一括算出。
DBをSingle Source of Truthに、3Dビューアから根拠まで追跡
部材選択→断面・材料・配筋条件を即表示。
Backend
.NET
Python · FastAPIififcOpenShell
Infra & Data
PostgreSQLAzAzure Container AppsBlBlob Storage
大手ゼネコンA社 様の「設計検討の速さ」が、加速する。
この基盤は技術指標ではなく、設計検討スピード・原価精度・説明責任・BIM活用といったビジネスアウトカムを継続的に生み出します。
設計案ごとに数量を素早く確認し、比較検討の回転を上げられる。
条件マスタ駆動で、担当者に依存しない一貫した算出ができる。
部材ごとの算出根拠を追跡でき、確認と説明の手戻りを抑えられる。
設計のBIMモデルを積算に直結し、二重作業をなくせる。
✕一般的に
図面から手作業で積算し、検討に時間がかかりやすい。
✓大手ゼネコンA社 では
BIMモデルから数量を自動算出できる。
✕一般的に
熟練者のスキルに依存し、精度がばらつきやすい。
✓大手ゼネコンA社 では
条件マスタで標準化された算出ができる。
✓大手ゼネコンA社 では
100%トレーサブルな根拠で確認できる。
✕一般的に
BIM投資が一部の工程でしか活用されにくい。
✓大手ゼネコンA社 では
BIMを積算まで一気通貫で活用できる。